
分譲住宅などで限られたスペースを有効利用をして作られたビルトイン型の洗濯機置場ですが、
最初から洗濯機の交換を前提として棚板等が設置がされていないため、
洗濯機が壊れてしまうと一大事です。特に高級物件に多く採用されている事があります。
洗濯機の寿命はおおよそ10年程度と言われているため必ず交換のタイミングがきます。

今回は東芝のTW-S80FAが設置されており上部には棚板が設置されている状態でした。
まずはメーカーを呼び修理ができないかを手配しますが、古い家電製品の場合、
殆ど交換部品などがつくられていないため故障原因がわかっても修理できない事が多いです。
今回も給水支弁の不良による故障でしたが修理ができないという回答で終わりました。
(メーカーさんの修理はできなくても出張料がかかります。)
急いで代替品がないか探してみましたが、日本製で同じようなサイズはない状況で
海外製だと当てはまるものがいくつかありました。
ワールプールやミレーなど検索してでてきたのですが、金額を見て驚きました、、、
洗濯機本体だけで30~40万、特殊な場所での設置となると施工費などがかかる様で
総額を考えるとめまいがします。いくら高級な物件とは言え50~60万を洗濯機交換だけで支払いたいと
思う、オーナーさんは少ないと思います。
とは言え入居者の方が洗濯機が使用できない事も問題なのでとにかく早く最良の方法考えなくてはなりません。
なぜこんな形でビルトインにしたのか管理会社泣かせですが、確かに洗濯機の上に棚があると見栄えは良いですし、物も置けるので便利なのは間違いないですが、、、

設置された棚の構造などをみるとネジで固定され周囲がコーキングされた状態なので、取外しにはそんなに手間がかからない事、そして外した後の壁紙の部分は新たに設置される洗濯機を考慮すれば、棚板を外した跡は隠れるので棚板を外してスペースを作り一般的な洗濯機を置く形でオーナー、入居者の方の了承を得て作業を進める事になりました。



事前に新しい洗濯機のサイズや給排水をどの様にするか、各場所の寸法をしっかりはかりスイッチパネルの邪魔にならないか、給水栓を上部に移設した時の管の取り回しなど細かな点を事前に確認をしておきます。

できる限り周囲の壁紙を傷つけないように丁寧に棚板を外します。見た目は悪いですが、壁紙の施工は空室になって時間がある時に実施すれば良いとなっているので目をつぶります。

洗濯機の下部分には防水パンがないため架台が設置され、そのスペースに排水管や給水栓が収まる様になっています。この部分を防水パンにする作業となると大がかりになってしまうため、この状態を生かしたままで新規に洗濯機を設置できる環境に施工を行います。

まず架台をどかして排水トラップを外して中の清掃を行います。コンセントプラグは下にあってもコートが届く範囲のためそのまま生かし、給水栓だけ一般的な洗濯機は上部に設置する必要があるので配管を延長し上部に給水栓を作ります。

一般的な洗濯機の設置状況の完成です。


最後に架台の縦横の長さや洗濯機の足が付く部分などを考慮し高さ、幅、奥行き、足の設置サイズ等を考慮した洗濯機を選びます。

棚板を外しさえすれば大体のドラム式洗濯機が設置可能となります。棚板を外した跡も若干隠れない部分もありますが、気にはならない程度で収まっています。これで今後洗濯機が壊れたとしても問題がなくなったと思います。
作業も1日で終わり作業後に洗濯機が届く手配を行い洗濯機本体、施工費等を含めても30万円以内で収まっているので次に洗濯機が壊れてしまったことを考えると棚板を外してしまった方が良いと思います。(当然ですが、入居者の方が借りた状態と変わってしまうので了承を得た上での施工となります。)
重要な事は作業時間の短縮で入居者の方に極力迷惑を掛けている時間を減らす事、そしてオーナー側にできる限り費用を抑えて最適な方法を打診する事だと思います。


